西山興隆寺の口コミ
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四国別格二十霊場第十番札所西山興隆寺は、高縄山系の東麓、海抜100メートルから300メートルの一帯に境内をひろげ、周囲の山並みに溶け込むような美しい景観で知られています。
とりわけ紅葉の名所として名高く、「もみじの西山興隆寺」の呼び名で親しまれてきました。
見頃は例年11月下旬から12月初旬頃で、この季節には愛媛県内外から多くの紅葉狩り客や写真愛好家が訪れます。
創建の経緯には定かでない部分も残るものの、寺伝によれば、人皇第三十五代皇極天皇の御代にあたる642年、空鉢上人によって開かれたと伝えられています。
その後、行基菩薩、報恩大師、弘法大師空海が相次いで入山し、桓武天皇の勅願寺にもなったと伝わります。
以来、歴代の皇室をはじめ、源頼朝や河野氏、歴代の松山藩主・小松藩主など、武将や藩主、そして地方の信仰者たちからも篤い崇敬を受けながら護持され、現在は真言宗醍醐派の別格本山となっています。
広大な境内には、西山四国八十八カ所や三重塔を望む景観のほか、渓流のせせらぎが心地よい「みゆるぎの渓流」、紅葉に彩られる参道、不動の滝、お冠の展望台などが点在し、これらは名勝に指定されています(なお、お冠の展望台へ渡る橋は現在崩落により封鎖中、不動の滝も損壊した状態です)。
寺の歴史の深さは、数多く伝わる文化財にも表れています。
国の重要文化財には本堂・銅鐘・石造宝篋印塔・棟札二枚が、県の有形文化財には銅像如来立像・興隆寺文書・名勝西山が、町の有形文化財には三重塔・宝篋印塔・コウヨウザン(広葉杉)・熊谷椿が、それぞれ指定されています。
境内を訪れた折には、要予約で山菜精進料理や湯豆腐を味わうこともでき、豊かな自然と長い歴史に育まれたひとときを過ごすことができます。
みほとけの のりのみやまの のりのみず ながれもきよく みゆるぎのはし